スギ花粉による辛い症状を改善する方法

日本人に多く見られるスギ花粉症。
2月~4月という長い期間、辛い症状が続くので本当に憂鬱になりますよね。

マスクやメガネをしていても、完全に花粉を防ぐことが出来ないので、「どうすればスギ花粉症に悩まされずに生活できるのだろう・・・」と四苦八苦しておられる方も多いと思います。
今回は、スギ花粉症の対策や症状の改善方法についてご紹介出来ればと思います。

今すぐできる対策方法

1、正しい室内換気方法
スギ花粉症に悩まされる時期は、ちょうどインフルエンザや風邪も流行する時期なので室内換気が大切です。でも気を付けないと、換気を行う時に新しい空気と一緒にスギ花粉が入り込んでしまう可能性があります。

換気を行う時は、窓を10センチ以上開けないようにし、網戸とレースのカーテンを必ず閉めておくようにしましょう。窓が10センチ開いているだけでも十分な換気を行うことが出来、網戸とレースのカーテンで50%の花粉を防ぐことが出来ます。

2、衣服への花粉付着を防止する
20200228_01花粉は静電気によって引き寄せられるので、コートなどを着ている冬の時期は時に、花粉が衣服に付きやすいと言えます。
「家の中に花粉を入れないように!」と頑張っていても、衣服に花粉が付いている状態で放ってしまうと室内でも花粉が舞ってしまい、完全な対策は行えません。
衣服への花粉付着を防止するために、衣服の静電気を防止する柔軟剤を使用する事や、花粉が付着しにくいポリエステル素材の服を着ることなど工夫する事が出来ます。
また、トイレマットも衣類に付着した花粉が落ちて、溜まりやすいので、定期的に洗濯をすることがオススメです。

症状を緩和する方法

20200228_02花粉による目のかゆみや、鼻詰まりなど本当に辛いですよね。
ここからは、症状別にすぐに行える改善方法についていくつかご紹介したいと思います。

目がかゆい時
目のかゆみが辛い時には、冷たいタオルを目の上から軽く当てると効果的です。
タオルを水で濡らしたり、保冷剤をタオルでくるんだりしたものを、まぶたの上に置いて、しばらくそのままにしておくと、徐々にかゆみが緩和されます。

また症状が長く続く場合や、あまりにも重い場合は病院で受診すると専用の目薬を処方してくれる場合もあります。市販の目薬でも効果がありますが、市販のものを使用される場合は、自分の症状に効果があるかどうか口コミや店員さんなどの意見をよく聞いて、選ぶ必要があります。

くしゃみや鼻水、鼻づまりがある時
くしゃみや鼻水、鼻づまりは、のどや鼻の粘膜に花粉が付着して、乾燥することによって引き起こします。
そのため、マスクをしたり加湿器を置いたりと保湿を行う事で症状が緩和されます。
濡れマスクやのど飴なども症状を和らげるのに効果的なので、是非試してみてください。

新治療「ゾレア」って何?

2020年、世界初の抗体医薬「ゾレア」という花粉症治療が登場し、注目を集めています。
ゾレアは「抗lge抗体」で、lgeという体内の物質の働きを抑え、気道の炎症を鎮め、喘息発作を起こりにくくします。花粉症による季節性アレルギー性鼻炎も改善し、毎年スギ花粉による、重い症状に悩まされていた方もゾレア治療によって嬉しい症状緩和を経験しています。

治療方法は月に1~2回程度、病院に通院して皮下注射をするというものです。
スギ花粉による辛い症状から少しでも抜け出したいという方は是非、新治療「ゾレア」も検討してみてください。

まとめ

今回は、スギ花粉症に悩まされる方にオススメの、対策や症状の改善方法についてご紹介することが出来ました。
花粉症の方にとっては本当に辛い2月~4月、花粉症を気にせずに思いっきり生活を楽しめるように正しい対策を行なって花粉をバリアしていきましょう!

また、今年から始まった新治療ゾレアにも期待が高まります。花粉症の方が多い日本ですが、その分治療方法も常に新しく、効果の高いものへと変化していくので十分に活用したいですね!