台風シーズン到来!備蓄品を見直そう

35dbac9096f37d0c83f82bc4276f497a_s『台風が原因で、電線から火花が出た』というニュースが伝えられたのはつい先日のこと。
これは強風そのものが原因ではなく、風によって海水の塩分が運ばれた結果、電線が塩害を起こしたというから驚きではないでしょうか。
台風と聞くと水害・風害が思い浮かびますが、思わぬところにも危険がある…というわけです。

今月頭は防災週間だったため、自宅の防災用品について、今一度見直しを考えた方は少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、停電時にあると便利な防災用品を数点ご紹介します。

先ほど紹介した塩害による電線事故が身近に起こった場合、考えられる被害は停電です。
台風ではしばしば停電が起きますが、その原因のほとんどが電線のショートによるもの。電柱の倒壊による停電はあまり起こっておらず、風で飛んできた金属片などが電線に触れたことで起きているのです。

7860157317ceb03b48553b5008d61038_sつまり電柱が倒壊しなくとも、台風がやってくればどこでも停電が起こる可能性はあるということ。多くの家電製品に囲まれて暮らしている私たちは、電気の供給がストップすると、一気に不便な生活を強いられることとなるのです。

なかでも停電時に困るものといえば、水が流れないといったトイレのトラブル。
日本のトイレはハイテクだと世界中で言われているように、ウォシュレットに温水便座と、もはやトイレは電化製品の一部。その結果、機能満載のタンクレストイレなどの最新商品は、停電時には自動洗浄ができないといったデメリットも。またマンションであれば水の汲み上げを電気で行っているため、普通のトイレであっても水が出ないといった可能性もあるのです。

そこで用意しておくと便利なものが、猫のトイレに使用する猫砂。
防災グッズとして簡易トイレも販売されていますが、価格が高いうえにかさばるもの。しかしトイレの上にゴミ袋を被せ、その上から猫砂を入れると、自宅のトイレが簡易トイレに早変わり。猫を飼っているご家庭であれば、買い置きを少し増やすとそれだけで停電対策になるので、非常に便利ですね。

そしてトイレの次に困るものが飲食物。51ff66504415d98ec10af4a0ddf91373_s
冷蔵庫の中に買い置きがあったとしても、停電が長引けば食料品は腐ってしまうことに。そしてトイレ同様、マンションであれば水道が使えないため、飲み水にも困ることにもなるのです。
乾パンなどの備蓄品ももちろん重要ですが、レトルト食品やウォーターサーバーの水ボトルなど普段口にするものを常にストック&フローしておくと、普段の食品が防災グッズとしても役に立ちますよ。

その他にも、「災害時に便利だった!」という声が圧倒的に多いものがランタン。
様々な種類の商品が発売されていますが、電池式は電池がなければ使えなくなるため、太陽光発電ができるものが◎。最近では水と塩を入れるだけで発電するといったランタンもあるため、身近なものをエネルギーに変えることのできる防災用品を取り揃えてみてはいかがでしょうか。