花粉到来!東洋医学からみる水と花粉の関係とは?

KAFUN急激に気温が上昇したことにより、都心部では一気に花粉到来となりました。
薬局では薬や花粉症対策グッズが置かれていますし、街中でもマスク姿の方を多く見かけます。

そもそも花粉症によるくしゃみ・鼻水とは、異物である花粉を体内から追い出そうとする抗体反応ですが、東洋医学では花粉症の原因は”水分バランス乱れ”であると考えられています。
私たちは普段、医療機関で西洋医学ばかりにお世話になっているため、体内水分バランスといわれてもピンと来ないかもしれません。
なかには「迷信でしょ?」と思う方もいるかもしれませんが、東洋医学は中国で3000年以上も前から発達した医学。
いわばおばあちゃんの知恵袋の結集であり、あながち間違いではないことも多いのです。

事実、西洋医学では薬によって”攻撃”を行う治療法が主流であり、効果が早く出るものの、副作用を伴うといったデメリットがあります。
しかし東洋医学は、副作用を伴わないマイルドな治療法。
西洋医学のように病原体にアタックするのではなく、患者さん自身がどのような症状にあるのかという点を重視することから、近年内科を主とした西洋医学界でも東洋医学は注目されているのです。。tree

そんな東洋医学ですが、考え方のベースに「気」「血」「水」が身体を維持するための三大要素というものがあり、これらが上手くバランス良く身体のなかで循環しなくなると、体調不良をひき起こすと考えられています。
花粉症の場合は、”涙が止まらない・鼻水が出る”など、身体の水分が出ている状態ですよね。
つまり東洋医学では、身体に過剰な悪い水分があり、尚且つ水分バランスが乱れている方が、花粉症になりやすいとされているのです。

このような状態を東洋医学では”水毒”と呼び、体内から悪い水分(水毒)を出すことが症状の改善に繋がるとされていますが、現代的な考え方をすると、要はデトックス。
なかでも鼻水・鼻づまりは”肺が冷える”ことで起こると考えられており、さらに肺が冷える原因は胃腸が冷えることだとされています。
そのためこれら症状を改善したいのであれば、冷たい水の取り過ぎを控えて白湯で胃を温めると、体内の悪い水分をデトックスできるのかもしれません。

花粉症に対する様々な民間療法がありますが、飲み水を気をつけることであれば、今日からできるはず。
鼻水が辛い方は綺麗な水たっぷり補給して、悪い水を体内から出してしまいましょう。