ポイントは水の量!? 部屋干しでも臭わないお洗濯

75ec34faeed2f2d1775c2a88867a6201_sまだ5月だというのに、夏日のような天気が続く今日このごろ。冬場や花粉の時期は室内干しや乾燥機を利用していた…という方も、天日干しでのお洗濯を楽しんでいるのではないでしょうか。

天日干しの良さといえば、日光による殺菌と消臭効果。
カラッと晴れた日はあっという間に洗濯物が乾きますが、この”干す時間の短さ”こそが、生乾き臭を防ぐポイント。つまり部屋干しの洗濯物が臭う原因は、乾くまでに時間がかかることなのです。

なるべく早く乾燥させるためにも、部屋干しの際はサーキュレーターやエアコンの除湿機能を上手に利用したいところですが、もうひとつ気をつけたいポイントがあります。それが、洗濯時の水の量なのです。

最近の洗濯機では、洗濯物の量を自動で計測して水を投入してくれます。
非常に便利な機能ではありますが、この自動投入の水の量は、洗濯物が増えれば増えるほど、洗濯物1枚に対しての水の量が少なくなる特性があります。

17e770c20a0bde375c8d37a7d4d8ccef_s一人暮らしや共働きの場合、「忙しくて週末しか洗濯できない!」という方も多いですが、大量の洗濯物を洗濯機に詰め込んでしまうと少ない量の水で洗うことになるため、きちんと汚れが落ちません。
さらに、もはや標準装備ともいえるエコモードですが、じつはこれも部屋干し臭の原因のひとつ。
節水を考えるとエコモードで洗濯したいところですが、洗濯物の量が多い場合は、手動で水の量を多めに設定するのがベスト。エコモードは、洗濯物が少ない場合に使うのが良いというわけです。

なかには、「エコモードであっても、うちの洗濯物は水と洗剤の泡にきちんと浸っているので大丈夫!」と思う方もいるかもしれません。ですが、水に浸っていたとしても水の量が少なければ、洗濯機の中では衣類の汚れが再び衣類に付着してしまう”再汚染”が起こっているのです。

c16e4320290f55fd65c9835ecf6d442b_sまた、洗剤をたっぷり入れているにも関わらず洗っても洗っても臭いが取れない…といったことがありますが、洗浄力は正しい水の量があってこそ発揮されるもの。洗剤の量が多すぎるとすすぎが甘くなってしまうため、結果として”臭う洗濯物”になってしまいまうのです。

生乾き予防の本当のポイントは、汚れを落とす洗剤の量ではなく水の量。洗濯機の水の量を上手に調節することで、快適な部屋干しを目指してみませんか。