冬のカサカサは疲れのバロメーター

women2013年も、残すところ後少しとなりました。
この時期は忘年会に始まり、クリスマスや年末年始の集まりなど、
外食や暴飲暴食の機会も多いのではないでしょうか。

普段食生活に気を使っている方であっても、外食続きとなるとバランスの良い食事ができないもの。
何だか肌の調子が悪いと思い、ここ数日を振りかえると、食生活が原因という方も多いでしょう。

また、肌のカサカサだけでなく、冬の乾燥といえば髪や指先に起こる静電気。
実は静電気を発しやすい体質の方は、血液がドロドロになっている可能性が高く、電気の通り道が血液中に少ないために、帯電してしまうのです。
つまり言い換えれば、乾燥そのものが不健康のバロメーター。
カサカサは美容の大敵と思いきや、疲労蓄積のサインでもあったのです。

craそんなカサカサさんに嬉しい身体の中から潤う食べ物といえば、コラーゲンやセラミドといった化粧品やサプリメントでもおなじみの成分。
最近ではコラーゲンボール入りのお鍋も多くなり、女性が集まるとオーダー率が高まるものの一つだそうです。

しかしながら、コラーゲンは分子構造が非常に大きな物質のため、摂取したとしてもその多くが体外に排出されてしまいます。
そこで一緒に食べると吸収率を上げてくれるものが、ビタミンC。
アセロラや緑茶に多く含まれていますので、食事のお供にこれらのドリンクを併せると良いでしょう。

ただしいくらビタミンCとはいっても、アセロラハイや緑茶ハイなどのアルコール飲料はあまり好ましくありません。
アルコールはコラーゲンの吸収を妨げる働きがあるため、楽しくお酒を飲みたいという時は、帰宅後就寝前にビタミンCを摂取しましょう。
翌日の朝、プルプル肌が期待できるかもしれません。

そしてもう一つの潤い成分である「セラミド」。osechi
こちらは特に化粧品成分のイメージが強いかもしれませんが、日本古来の食材のなかに多く含まれています。

なかでもお正月の「おせち」の中にはこのセラミドが含まれた食材が多く、黒豆やお煮しめに使われているゴボウやコンニャクにも。
おせちのには、「三が日には女性を台所に立たせない」「神様に慌ただしいところを見せない」といったいわれがありますが、昔の人が冬を乗り切るための生活の知恵だったのかもしれませんね。

また、お正月の疲れた胃を休める七草粥。
水分たっぷりのこちらも身体が潤う食事の代表格であり、普段から冬の食生活に取り入れたいメニューの一つでもあります。

おせち料理以外にも、豪華な食事を摂る機会が多いこの季節。
日本伝統の食生活を心掛けると、2014年の始まりとともに身体がリセットされるのではないでしょうか。