季節の変わり目を快適に過ごす「スイッチング入浴法」

猛暑から一転過ごしやすい季節となりましたが、10月7日には観測史上初めての最高気温を更新。
なんと全国80箇所以上で真夏日を観測したということで、気温の変化によって体調を崩す人々が増えているそうです。

この体調不良の原因の多くは、寒暖差による自律神経バランスの乱れからくるものでしょう。
日中はTシャツ一枚でも汗ばむ気温だったはずが、夜になるとグッと冷え込んで上着が必要に。
このように5度以上の気温差が続くと、自律神経のバランスが崩れやすくなるのです。

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の役割があることを、ご存じの方も多いでしょう。
交感神経は、日中活動的な時に優位に立つ神経。
副交感神経はその反対に、リラックス時に優位に立つ神経です。

bathtub最近の自律神経の乱れからくる体調不良は、夜間に副交感神経が上手く働かないことによる不眠や疲労感が多いとのこと。
夜遅い時間に、交感神経を刺激するパソコンやテレビの光を浴びることも、自律神経の乱れに関係があると言われています。

しかも季節の変わり目には、さらに体調を崩す原因となる「気温差5度」が否応なくやってきます。
そのため秋口にこそ、自律神経のバランス維持が重要なのですが、自律神経自体は自分でコントロールすることができないため、非常に厄介な代物なのです。
しかし、「交感神経」と「副交感神経」のスイッチングを促すことは可能。
これから紹介する「スイッチング入浴法」で、季節の変わり目を乗り切りましょう。

まずはじめに、入浴温度は38度前後。
より体温に近い温度での半身浴が良いとされており、実践している女性の方も多いでしょう。
次に水分補給ですが、意外にも入浴中の水分は冷たいドリンクの方が○。
冷えた体内温度を上げようと代謝が上がるため、ダイエットや冷え症の改善にも良いとされています。
ただし、入浴前後には温かい飲み物や常温水が鉄則です。
飲み物は水だけでなく、ハーブティーや生姜湯など、味覚を喜ばせる好みのドリンクを用意すると良いでしょう。

次に入浴時間ですが、適度に身体を疲れさせるためには15分が良いとされています。
身体を洗ったら浴室を出るまでゆっくりと15分間、半身浴を行いましょう。
breath
そして湯船に浸かりながら実践することが、深い鼻呼吸です。
鼻呼吸はリラックスヨガの基礎ともなっていますが、実は最近の生理学的研究により、鼻から息を吸うときは交感神経が、息を吐くときは副交感神経が働くことが判ってきました。
ヨガでは基本呼吸「吸う:吐く」を「1:2」の比率にしており、6秒で吸って12秒で吐くカウント法が定番。
吐く時間を多めに取る呼吸法で、副交感神経を優位にさせるのです。

鼻呼吸が難しければ、吐く時は口呼吸でも構いません。
お腹にたっぷりと空気を取り込むイメージで息を吸い込み、お腹がぺったんこに凹むまで、ゆっくりと息を吐きましょう。
最初は難しいかもしれませんが、自律神経のスイッチングトレーニングだと思い、続けてみることをおすすめします。
また、お気に入りの入浴剤や防水プレーヤーなども利用して五感をフルに使用すると、さらなるリラックスモードへと誘ってくれるでしょう。shower

そして朝はこの反対に、42度程度の熱めのシャワーで交感神経を起こしてあげましょう。ただし、血圧を一気に上げて身体を目覚めさせるため、高血圧の方にはおすすめできません。
朝はシャワー、夜は半身浴。
これだけのことかと思うかもしれませんが、日常生活のON・OFFの切り替えが難しくなりつつある現代。
体内のON・OFFスイッチだけでも、自分でコントロールする術を身につけてみてはいかがでしょうか。