梅雨時に起こる脱水症状に注意

carafe熱中症や脱水症状は、真夏に起こりがちと皆さん思っているかもしれません。
しかし実は梅雨入りから梅雨明けまでが、最も注意すべき時期でもあるのです。

とある研究データによると、睡眠中にかく汗の量は、夏・春・冬・秋の順に多いとのこと。
夏場の寝苦しい時期に大量の汗をかいて目覚めたのであれば、汗をかいている実感がありますが、
冬場であってもヒトは寝ている間、ペットボトル1本分程度の汗をかいています。
しかも睡眠中に失われてる体内の水分量は、実は夏も春もさほど変わりがないのです。

暑い時期は必然的に喉が渇くため、皆さん熱中症・脱水症状対策に気を使っています。
寝汗で目覚めれば水分補給を行い、日中であればペットボトルや水筒を持ち歩いているのではないでしょうか。
しかし、”体が暑さに慣れていない時に起きやすい”のが、熱中症や脱水症状。
現に、先月の真夏日のように急激に気温が上昇した際に、熱中症による救急搬送患者が増えるとのこと。
大量に汗をかかなくともじわじわと体内の水分は発散され、暑くないからと水分補給を怠ると、すぐに”かくれ脱水”になってしまうのです。

sleepそもそも”かくれ脱水”とは、知らず知らずのうちに脱水症状一歩手前のところまできている状態を指す言葉で、
「かくれ脱水委員会」なるグループが名づけたもの。
かくれ脱水から突然の熱中症や重篤な脱水症状へと進行する可能性も大いにあるため、医師たちは警告しています。

かくれ脱水を防ぐための正しい水分補給法は、1日に1リットル前後の水分をこまめに摂取すること。
ただし、汗をかきにくい方やトイレにあまり行かない方は、コーヒーや緑茶などのカフェインも摂取して、水分の排出も同時に促す必要があります。

脱水状態を防ぐための最適な飲み物としては、日常の水分補給であれば「水」。
ハワイウォーターの場合、3人家族であれば6日で1本のボトルを目標にすると良いでしょう。
ただしエアコンがきいた室内であれば、胃や腎臓に負担をかけないことから、温かい飲み物がおすすめ。
夏でもウォーターサーバーのホットとコールドを上手に使い分けると、身体に負担をかけずにかくれ脱水を防ぐことができるのです。

また、外出時や汗をかく場合であれば、吸収が早いスポーツドリンクがおすすめ。
自宅にある材料で手軽にできますので、もし怠さや軽い頭痛を感じたら、すぐに作って水分補給をしましょう。

【スポーツドリンクのレシピ】sdri
水:1リットル
食塩:小さじ半分
砂糖:大さじ4
柑橘果物の果汁又は酢:大さじ3
(食品用重曹を小さじ半分入れると、体内への吸収力が早まります)