節水アイテムで快適に水不足を乗り切ろう

9bc4018f64a4d8a3a23f06a698ee05ab_sじめじめとした梅雨がやっと明けた関東ですが、その反面、水不足が深刻な問題となっています。
人口が集中している東京では、大きく分けて「多摩川水系」と「利根川・荒川水系」の二種類の水源から水を供給していますが、なかでも利根川・荒川水系がメインとなる水源。
現在では10%の取水制限が実施され、公共施設のトイレなどには「節水」の案内が貼られているところも見られます。

10%の段階では断水などが実施されることはありませんが、6月の時点で取水制限が実施されるのは、ダム完備後初とのこと。
梅雨が明け今後あまり長雨が降らないことを考えると、今後生活に影響が出ないとも限りません。

そのため東京都水道局では、1人あたり1日約10リットルの節水目標を呼びかけている最中。
10リットルといえばジュースやお茶の入った大きなペットボトル5本分。ちょっと頑張れば達成できそうな目標のような気がしませんか。
そんなわけで今回は、密かに売れているという節水アイテムをご紹介。
水道代の節約にもなるので、おすすめです。

まず一番お水を使う場所といえば、何といってもお風呂で、1回の入浴あたりの使用量は約200リットル。2369bdbf45a79e7e50ab4a5219331782_s
シャワーであれば1分あたり約10リットルを消費するなど、私たちは知らないうちにかなりの量の水を使っているのです。
ただ、シャワー1分で10リットルと考えると、普段よりも浴びる時間をたった1分短くするだけで、節水目標は達成可能に。
やはり頑張れば達成できそうな節水目標ではありますが、より快適に過ごしたいのであれば、シャワーヘッドを節水タイプのものに取り替えることをおすすめします。

「節水タイプは浴びた感じがしない…」などと思われるかもしれませんが、最近の節水シャワーは計算し尽くされているスグレモノ。
なかでも”低水圧用”のシャワーヘッドは”水の勢いはアップ・水の量はダウン”といいことずくめのため、水圧が弱くて困っているお宅ほど導入を検討してみてはいかがでしょうか。

ただ、シャワーはご家庭の環境によって肌あたりが変わるため、レンタルでは実際に色々と試してみるのも良いかもしれません。
節水だけでなく、塩素除去やマイクロバブルといったプラスアルファの機能を搭載した商品もあるため、比較してお気に入りのヘッドを見つけるというのも楽しそうです。

4465fefe358b3f06dbc874e4f6772a90_sそして、より節水効果を高められる商品が、お風呂の浄水器。
1台3万円程度と導入ハードルは少々高めですが、使ったお湯を浄水して再利用するため、丸ごとお風呂の湯を入れ替えるのは月に数回だけ。
かなりの節水効果が期待できるほか、お風呂掃除の回数もグッと減らすことができます。

「節水」と聞くと少し身構えてしまいますが、シャワータイムが楽しくなったり家事が少し楽になったりと、節水アイテムをプラスすると実は快適に過ごせるようになるのです。
こまめに水分を補給して、こまめに蛇口を閉める。これが、今年の夏の水の使い方かもしれませんね。